中国“2軍”に負けた 愛、佳純、平野ロンドンの雪辱ならず

[ 2013年10月10日 06:00 ]

女子団体決勝 リードを許す展開にさえない表情の福原愛

東アジア大会第4日

(10月9日 中国・天津)
 東アジア大会第4日は9日、卓球女子団体が行われ、ロンドン五輪銀メダルの福原愛(24=ANA)石川佳純(20=全農)平野早矢香(28=ミキハウス)を擁する日本は、決勝で中国に0―3で敗れ、銀メダルに終わった。

 悲願の金メダルはまたしても強豪・中国に阻まれた。日本はロンドン五輪銀メダルメンバーの福原、石川、平野の3人がエントリー。だが、第1試合は石川が世界ランク6位の武(ブ)楊(ヨウ)に0―3、第2試合は福原が同8位の陳(チン)夢(ム)に0―3、最後は平野が5位の朱雨玲に1―3と、ストレート負けを喫して悔しい銀メダルに終わった。

 中国は世界ランク10位までに8人が名を連ねる。今回は若手中心で実質は“2軍”。一方、日本はベスト布陣ながら石川の9位を最高に、福原が14位、平野が25位だった。層の厚さを見せつけられた福原は「中国との差はまだある」と唇をかめば、1ゲームを奪った平野も「中国に対してはもう少し細かく研究することが必要」と振り返った。

 中国を倒さないことには3年後のリオデジャネイロ五輪でも金メダルは見えてこない。石川は「次はもっといい試合ができると思う。ロンドン五輪でメダルを獲得したことで、自信を持ってプレーできている」と前を向いた。

 ▼12年ロンドン五輪女子団体 石川、福原、平野で臨んだ日本は1回戦で米国に3―0の好スタート。準々決勝はドイツに3―0、準決勝もシンガポールに3―0と圧勝し、日本初のメダルを確定させた。決勝は中国と対戦し、0―3で敗れ、銀メダルに終わった。08年の北京五輪では同じメンバーで戦い、敗者復活から3位決定戦に進んだが韓国に敗れて4位に終わっていた。

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