白井 跳馬4位でフィニッシュ「十分に満足」笑顔見せる

[ 2013年10月7日 06:00 ]

男子種目別決勝 新技「シライ/キムヒフン」を決める白井健三の跳馬

体操世界選手権最終日

(10月6日 ベルギー・アントワープ)
 世界に衝撃を与えた17歳の大舞台が、幕を閉じた。2種類の演技の平均点で争う跳馬で、白井は1回目に新技の「シライ/キムヒフン」(伸身ユルチェンコ3回ひねり)を決めたが、2回目の得点が伸びず。3位に0・100点届かずに4位に終わった。それでも、「十分に満足している。ミスが一つもない大会でかなり自信になった」と笑顔で初出場の世界選手権を振り返った。

 床運動では後方伸身宙返り4回ひねりを決めて「シライ」という名を技に残し日本史上最年少の金メダル。4回半ひねりも練習中で、12月の豊田国際に向け内村から「(4回半ひねりを)やってよ」と言われている。練習で成功したことがあり「シライ2」に挑戦する可能性も。「ひねられるイメージは印象づけたが、脚力がなくて縦に回れないのが課題」とさらなる進化を誓った。高校2年生ながら早くも大学から入学の誘いを受ける注目度。周囲の変化には「日本に帰ってみないと分からないけど楽しみ」と凱旋を心待ちにした。

 ▼村上茉愛 そんなに簡単にメダルは獲れないということが分かった。今できることをやって、世界と戦えることを見せられたので良かった。

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2013年10月7日のニュース