白井に続け!高2・村上、初代表でH難度決めた!

[ 2013年10月3日 06:00 ]

床運動の演技を終え、笑顔でガッツポーズする村上

 体操の世界選手権第2日は1日、ベルギー・アントワープで女子予選2班までが終了し、2班で初代表の村上茉愛(まい、17=池谷幸雄倶楽部)が種目別の床運動で最高H難度の「シリバス(後方かかえ込み2回宙返り2回ひねり)」を決めて14・466点をマークした。跳馬では14・345点を出した。美濃部ゆう(23=朝日生命)は段違い平行棒で13・133点、平均台で12・766点にとどまり、ともに上位各8人(各国・地域最大2人)で争う種目別決勝進出を逃した。

 男子で衝撃デビューを飾った白井に続けと、同じ高校2年の村上が初舞台で躍動した。日本人離れした力強い演技で観客の視線をフロアに引き付け、4種目の女子で床運動に2つしかない最高H難度の大技の1つを鮮やかに成功。「気持ち良く演技できた。楽しかった」と笑みがこぼれた。

 所属クラブを創設した88年ソウル、92年バルセロナ両五輪メダリストの池谷幸雄氏からは「いい感じで調子に乗れよ。調子に乗った方が茉愛はいい」と激励されたという。その助言を生かした。床運動で表彰台となれば、58年大会3位の田中(現姓池田)敬子以来55年ぶりの快挙。日本の弱点種目で救世主の誕生となるか、女子もスーパー高校生に注目だ。(共同)

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2013年10月3日のニュース