新技「シライ」と命名 国際連盟技術委が承認

[ 2013年10月1日 23:46 ]

 国際体操連盟(FIG)のブッチャー男子技術委員長は1日、世界選手権予選で白井健三(神奈川・岸根高)が決めた新技で床運動の「後方伸身宙返り4回ひねり」、跳馬の「伸身ユルチェンコ3回ひねり」が「シライ」と命名されたことを明らかにした。同日の男子技術委員会で正式承認された。跳馬では同じく成功した金熙勲(韓国)と合わせ「シライ/キム」と連名になる。

 同技術委員長は「床運動の新技は完璧な出来で疑問の余地はなかった。会議でも反論は一切なかった。跳馬で白井の名前が前になったことに特別な理由はない」と説明した。つり輪で披露した加藤凌平(順大)とオーストラリア代表の塚原直也(朝日生命)の新技も認められた。塚原は二つの技に挑戦したが、一つのみという。

 新技の名前はFIGが来年予定する採点規則の改訂で掲載される見通し。体操ニッポンでは月面宙返り(ムーンサルト)を編み出した塚原光男や、跳馬でカサマツ跳びを考案した笠松茂、平行棒で「後方棒上かかえ込み2回宙返り腕支持」を発表した森末慎二ら歴代の五輪金メダリストが名前を残している。(共同)

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2013年10月1日のニュース