来季女子ツアー1試合増 新規大会の冠は「センチュリー21」

[ 2013年10月1日 06:00 ]

 来季の女子ゴルフツアーは今季から1試合増え、37試合になることが30日、分かった。新規大会の冠スポンサーとなるのは不動産大手の「センチュリー21」。関係者によると、試合は7月下旬から8月上旬に開催される見込み。男子ツアーは国内で1試合減るものの、新たにフィリピンで新規大会が開催される。

 14年3月から始まる来季の女子ツアーで、新たに「センチュリー21」が冠スポンサーとなる。関係者によると、開催地は北海道と宮城県を中心に調整中で、既存トーナメントの日程に大きな変更がなければ、今年試合がなかった7月下旬から8月上旬に開催される。

 03年のミヤギテレビ杯ダンロップで当時アマチュアだった宮里藍(28=サントリー)が優勝して脚光を浴びてから、女子ツアーは安定した人気を誇っている。03年は年間30試合だったが、04年31試合、05年33試合と増え続け、08年には37試合に。09年に34試合に減少したが、12年からは3年連続の試合増となる。岡本綾子や現日本女子プロゴルフ協会会長の小林浩美らが活躍した89~92年の最多39試合に迫る勢いだ。

 宮里や有村智恵(25)らトップ選手が海外に進出する中、今季3勝の森田理香子(23)、同2勝の比嘉真美子(19)、同じく堀奈津佳(21)ら新たなスターが誕生。5000人近い安定した集客力、話題性、メディアへの露出も大きく、プロアマ戦でのスポンサー対応にも定評がある。次々に企業が手を挙げる理由は鮮明だ。

 現時点では流動的ながら、その他にも1試合の交渉が続いており、最大38試合となる可能性もある。勝ち組に回って久しい女子ゴルフ。その人気に陰りは見えない。

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2013年10月1日のニュース