幸希耐えて耐えて69 23位から2打差4位に急浮上

[ 2013年9月29日 06:00 ]

1番、第2打をを放つ藤田幸希

女子ゴルフツアー ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープン第2日

(9月28日 宮城県利府町 利府ゴルフ倶楽部=6498ヤード、パー72)
 23位から出た藤田幸希(27=フリー)が4バーディー、1ボギーの69をマークし通算1アンダー、143で、首位と2打差の4位に浮上した。首位で出た宮里藍(28=サントリー)は1バーディー、4ボギーの75と崩れて通算イーブンパーで6位に後退。イ・ナリ(25=韓国)とテレサ・ルー(25=台湾)が首位に並んだ。

 我慢していれば良いことがある。耐えるゴルフで23位から4位に浮上した藤田は「タフなコンディションだったので心を広くして回った。バーディーは取る必要がないので穏やかに。バーディー合戦は苦手。こういう方がやりやすい」と満足そうにうなずいた。

 速いグリーンと風の影響で平均ストロークは76・0510。厳しい条件の中、藤田は堅実にパーを拾いチャンスは確実にものにした。ボギーを叩いた直後の7番はティーショットを2メートルにつけてバーディー。9番では8メートルをねじ込み、17、18番はいずれも1メートルを沈め連続バーディーで締めくくった。

 ここ1、2年はショートパットの不調に悩まされた。プライベートのラウンドでアマチュアから「俺の方が入るな」と言われるほど。佐伯らプロ仲間をはじめ多くの人に教えを請い、アドバイスや練習方法をメモに書き出した。最終的に「メンタルを立て直すしかない」と悟り1メートルのパット練習を地道に続けた結果、ようやく復調した。

 2年ぶりのツアー6勝目も見えてきたが、「する時はするし、しない時はしない」と欲は出さない。「1メートルにドキドキしながらやっていきたい」と目の前の一打に集中する覚悟だ。

 ▼4位・穴井詩 出だしの連続ボギーは連続3パット。途中、キャディーから自分のジャッジで打ってと言われた。頼りすぎていたかなと思った。(終盤5ホールで4バーディーを奪い70の好スコア)

 ▼8位・佐伯三貴 我慢のゴルフだったが、最低限のことはできた。でも、オーバーパーになったのが悔しい。(1バーディー、2ボギーで9位から浮上)

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2013年9月29日のニュース