元テニス女王ヒンギスがDV?夫が被害届け「撃たれる」

[ 2013年9月29日 06:00 ]

 女子テニスの元世界ランキング1位、マルチナ・ヒンギス(32)に暴行疑惑が浮上した。

 被害者は年下の夫(27)。スイス中部シュビツ州にある2人の自宅で、夫はヒンギスや義母らから暴行を受けたとして、27日までに警察に被害を訴えた。スイス紙やフランス公共ラジオなどが伝えた。

 共同電などによると、夫は「次はなんだ。銃で撃たれるのか」などとおびえているといい、恐怖のあまりにスイスを出国したという。

 夫はフランスの馬術選手、チボー・ユタン。23日夜、ヒンギスらに叩かれたりひっかかれたりした上、義母の男友達からDVDプレーヤーで頭を殴られたと主張、24日に警察に被害を訴えた。

 ヒンギスは1994年に14歳でプロデビュー。翌95年の全豪オープンで4大大会に初出場すると、97年の同大会を、4大大会史上最年少の16歳3カ月で制覇。「天才少女」と呼ばれ90年代後半のテニス界に君臨。モニカ・セレシュやリンゼイ・ダベンポートらとしのぎを削った。

 しかし2000年代、テニス界がパワー重視に移行するとともに失速。07年、ドーピング検査でコカインの陽性反応が検出され、無実を主張しながらも引退を表明した。

 今年7月に現役復帰。東京・有明テニスの森公園で開催中の東レ・パンパシフィック・オープンに出場予定だったが「個人的な都合」で本人側から欠場の申し入れがあった。

 ≪ハーディングはライバル“襲撃”≫女性アスリートの大暴れでは94年、米フィギュアスケートのトーニャ・ハーディングが、リレハンメル五輪前にライバルのナンシー・ケリガンを元夫に襲撃させた事件が有名だ。ハーディングは追放処分を受けたあとプロボクサーとしてデビュー。自ら拳を振るった。日本ではモーグルの金メダリストが05年、都内の飲食店で酒に酔って従業員とトラブルになり、一時警察に拘束される騒ぎに。不起訴処分となったが同年の世界選手権出場を辞退した。

続きを表示

2013年9月29日のニュース