遠藤 「ラッキー」昇進後初の取り直しで9勝目

[ 2013年9月27日 06:00 ]

遠藤(奥)は徳勝龍に敗れたかに見えたが物言いがつく

大相撲秋場所12日目

(9月26日 両国国技館)
 遠藤は取り直しの一番を制して9勝目を挙げた。最初の一番は右に変化した徳勝龍のペース。土俵際で寄り倒される形になり、軍配は相手にあがった。しかし、物言いが付き徳勝龍の右足が出るのと「同体」の判定で命拾いをした。

 「流れ的には負け。蛇の目の砂を蹴った跡があったから(相手も)出たのかなと思った」。関取昇進後、初の取り直しは、所作で戸惑いながらも「もうけ、もうけ。ラッキー」と気楽に臨み、右上手を引く得意の形に持ちこんで難なく寄り切った。

 13日目は小結・栃煌山。新入幕力士が三役と当たるのは11年夏の技量審査場所で、魁聖が当時小結の鶴竜に挑んで以来。審判部の期待の表れとも考えられる取組に「当たると思っていなかったのでうれしい。手応えがなかったと思われないように頑張ります」と腕をぶした。

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