片山“異次元”首位発進!強風難コースも「最高」

[ 2013年9月27日 06:00 ]

8番、ラインを読む片山晋呉

男子ゴルフツアー パナソニック・オープン第1日

(9月26日 大阪府茨木市 茨木カンツリー倶楽部西コース=7328ヤード、パー71)
 永久シードの片山晋呉(40=フリー)がボギーなしの8バーディーで63をマークし、2位に2打差をつけ単独首位に立った。難度が高い7、11番でバーディーを奪うなど強風が吹く難コースでテクニックがさえ渡った。今季3度目の首位発進で、5年ぶりのツアー通算27勝目を目指す。
【第1R成績】

 条件が難しいほど燃える。片山は名門・茨木CCをこう称えた。「ちょっと調子が悪かったら手も足も出ない。こういうセッティングでやってくれたら最高」。ただでさえ戦略性が高い上に、初日は強風が吹いた。その中でボギーなしの8バーディー。1人だけ異次元のゴルフだった。

 難度1位の514ヤードの7番パー4は残り190ヤードを4Uで1メートルにつけバーディー。同2位の485ヤードの11番パー4は第2打が246ヤードも残ったため“直ドラ”。グリーン奥にこぼしたが、30ヤードのアプローチを放り込んだ。「11番はラッキーだったけど、7番は完璧。今の状態なら、フェアウエーからならチャンスにつく」。ここ2戦は優勝争いをしての4位と2位。自信は大げさではない。

 足りないのは、4年間遠ざかっている優勝だけ。ただ、勝ち方を知り尽くした男に焦りや欲はない。「毎週優勝争いを続けることが、優勝より意味があると思っている」。今季3度目の首位発進を、今度こそ勝利に結びつける。

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2013年9月27日のニュース