白鵬 37場所連続2桁勝利 北の湖に並ぶ「白星を積み上げる苦労が分かった」

[ 2013年9月26日 06:00 ]

妙義龍(下)を小手投げで破った白鵬

大相撲秋場所11日目

(9月25日 両国国技館)
 白鵬が妙義龍に苦戦しながらも土俵際で小手投げを決め、1敗を守った。

 前日は雑な相撲で豪栄道に敗れ、今場所初黒星。この日ももろ差しを許す苦しい展開だったが、右から強引な小手投げで相手を裏返しにした。2日連続で苦しんだこともあり「きのうのきょうですから、慎重さが出たのかもしれない。(小手投げは)豪快に決まったんじゃないの」と話した。

 前夜は元横綱の輪島大士さんと食事をして気分転換。「はも鍋を食べた」とうまい料理に舌鼓を打ち、黒星の悔しさをのみ込んだ。

 北の湖(現理事長)に並ぶ37場所連続の2桁勝利をマークしたことには「白星を積み上げる苦労が分かったと思う。(自分と)北の湖関にしか分からない心境かもしれませんね」と自画自賛。2敗で日馬富士と稀勢の里が追いかけるが、もう1敗も落とさない覚悟だ。

続きを表示

2013年9月26日のニュース