16歳山口茜 ミラクル王手格上次々撃破「どう対応していいか」

[ 2013年9月22日 06:00 ]

女子シングルス準決勝 昨年優勝の台湾選手を破り、決勝に進んだ山口茜

バドミントンヨネックス・オープン・ジャパン第5日

(9月21日 東京体育館)
 女子シングルスで16歳の山口茜(福井・勝山高1年)が優勝に王手をかけた。世界ランクは145位ながら、同8位と格上の戴資穎(タイ・ツーイン)(19=台湾)を26―24、21―14のストレートで撃破。決勝の相手は打田しづか(24=日本ユニシス)に決まり、32回目を迎える今大会で初めて日本人女王が誕生することになった。男子シングルスでも田児賢一(24=NTT東日本)が同種目日本人初の決勝進出を決めた。

 決勝進出を決めても派手なガッツポーズはなかった。喜びの表現は控えめ。山口は「うれしいけど、どう対応していいか分からない。田舎者なんで」とはにかんだ。

 第1ゲームは17―20と追い込まれたが、そこから逆転した。1週間前の全日本ジュニアでは決勝で敗れ、直後に日本協会ジュニア強化担当の阿部秀夫氏から「ガツガツした感じがなくなった」と忠告されたという。その言葉を思い出し、粘り強くシャトルを追い、機を見て猛然と前に詰めた。そんな山口のプレーに、世界8位の戴資穎も「走って拾って我慢する。伝統的な日本の戦い方をする」と根負け。第2ゲームは山口が終始先手を取った。

 試合後には、会場で観戦された高円宮妃久子さまにあいさつに向かい「(東京五輪のある)7年後はちょうどいい年齢ですね」と声をかけられた。勝ち進むごとに世界が広がり、世界が近づく。決勝の打田は4月の大阪国際チャレンジでストレート勝ちしている相手。「勝っても負けても最後。精いっぱい楽しみたい」と初のビッグタイトル獲得に向けた決意を口にした。

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