さくら 脱力奪首「ティーショットは200ヤード飛べばいい」

[ 2013年9月22日 06:00 ]

16番、バーディーパットを決め笑顔の横峯さくら

マンシングウェア東海クラシック第2日

(9月21日 愛知県知多郡美浜町 新南愛知カントリークラブ美浜コース=6399ヤード、パー72)
 8位で出た横峯さくら(27=エプソン)が66をマークし、通算10アンダーで菊地絵理香(25=イーエックスSDP)と並び、首位に浮上した。後半はロングパットが決まって6バーディー。脱力打法により1Wの不安が消えて2日連続のボギーなしで、通算20勝に王手をかけた。恒例のドライビングコンテストはO・サタヤ(29=タイ)が262・2ヤードで初優勝した。

 ノッている時はこんなものだ。長いバーディーパットが次々と決まる。10番は6メートル、11番は10メートル、15番は6メートル、16番が7メートルといった具合に。6バーディーを奪った横峯が首位に立った。

 「長いのが何回か入ってラッキーでした」。謙遜気味に話した09年大会覇者だが、幸運だけでは2日連続のノーボギーはできない。1Wが左へ抜ける不安が薄れたことでスコアがまとまった。前週から飛ばしたい願望を捨て「ティーショットは200ヤード飛べばいい」と脱力を心がける。これが逆にヘッドの走りを生み、飛距離は落ちず、フェードの球筋が安定する効果をもたらした。

 考え方を変えるきっかけになったのは、8月のNEC軽井沢72で予選落ちをしたから。ツアー記録を更新していた連続予選通過が101試合で止まり、自分のゴルフを見つめ直した。「いろいろ考えて、また一からやろうと思った。そこで吹っ切れた部分はある。ゴルフはスコアをつくらないといけない。それなら、200ヤードのティーショットでいいと思えるようになった」。記録の重圧から解放され、新しいステップを踏み出せた。

 今回の意識の変化も、これまで同様に08年からコンビを組むキャディーのジョン・ベネットさん(41)と導き出したものだ。そのパートナーが、8月に都内で“ゴルフバー”をオープン。横峯は既に店内に飾るキャディーバッグをプレゼントし、今回も優勝ボールを贈ることを視野に入れる。「そうなればいいですね」。通算20勝に王手。しかも、今季初勝利だったサイバーエージェント・レディースよりも「状態はいい」と言い放つ。自信が戻った横峯に、死角はない。

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