水城高校ゴルフ部廃部へ 片山ら輩出 石井監督後継者見つからず

[ 2013年9月20日 06:00 ]

関東ジュニアゴルフ高校男子の部で優勝した片山晋呉

 夏の全国高校ゴルフ選手権で最多6度の優勝を誇る茨城の名門・水城高校ゴルフ部が16年3月で廃部になることが19日、明らかになった。77年の創部から指揮を執る石井貢監督(64)は60歳の定年後も監督としてチームを引っ張ってきた。しかし、関係者によると、石井氏も年齢的に指導が厳しくなっており、学校側も後継者を探していたが、適任者が見つからず苦渋の決断をすることになった。

 同校出身で、ツアー通算26勝を挙げている片山晋呉(40)は「寂しいの極み。あの時がなければ今の自分はいないと思う」と惜しんだ。片山は2年生だった89年に同学年の宮本勝昌(41)、3年生の横田真一(41)らと団体戦で全国初制覇。90年で連覇すると、水城の名は全国区となり「水城に敵なし」と言わしめるほどの常勝軍団となった。茨城県内でのツアー開催時は今でも母校を訪れるなど愛着は強い。それだけに「本当に残念です」と肩を落とした。

 ツアー通算8勝を挙げている宮本は地元の静岡を離れ3年間、寮生活で腕を磨いた。「石井先生は厳しい人だったけど、つらい時も耐えられるのは、あの時があったから」と述懐。そして、「もうちょっと頑張ってくれれば僕が監督をできたのに」と悔やんだ。朝、放課後、夜の3部練習では石井氏の厳しい指導の下、ひたすら球を打ち汗を流したという。また、ツアー通算2勝を挙げている横田も「石井先生のいない水城はありえない」と語った。

◇水城高出身の主なプロゴルファーと主な成績◇
横田 真一 41歳 97年全日空オープンなど通算2勝
宮本 勝昌 41歳 メジャー4勝を含む通算8勝
片山 晋呉 40歳 メジャー7勝を含む通算26勝。賞金王5回
市原 建彦 34歳 06年アサヒ緑健よみうりで初優勝
永野竜太郎 25歳 12年VanaH杯KBCオーガスタ6位が最高

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