伊調 圧倒的強さにも表情淡々「攻めが遅い」

[ 2013年9月20日 03:05 ]

女子63キロ級決勝を戦う伊調馨(赤)

レスリング世界選手権第4日

(9月19日 ブダペスト・スポーツアリーナ)
 試合時間を1分以上残してのテクニカルフォールで伊調は圧勝した。飛び跳ねるでもなく満面の笑みもなく2大会ぶり8度目、世界大会11度目の優勝にも淡々としたものだった。

 試合後、伊調は「攻めが遅い。出来としては半分」と優勝までの戦い振り返った。攻めが身上の自分のレスリングには程遠かったのか自らに厳しい言葉が続いた。「4試合のうちアンクル(ホールド)が2試合しか出せなかった。まだ(戦い方を)変えなきゃいけないところがいくつかあった」とどこまでも貪欲だ。

 「連覇は意識していない。レスリングを追究したい」と、究極の目標に向け満足げな表情は見せなかった。

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