吉田「切り替えしっかりできた」無失点V14、視線はリオへ

[ 2013年9月20日 02:40 ]

世界選手権で11連覇を果たした女子55キロ級の吉田沙保里

レスリング世界選手権第4日

(9月19日 ブダペスト・スポーツアリーナ)
 全試合を無失点。まさにパーフェクトな世界大会V14だった。吉田にとって2013年は五輪の競技存続、東京五輪招致活動など、練習不足の懸念もあったが見事にはねのけてみせた。

 マットソンとの決勝、最初の2分は慎重だったが、バックを取って先制するとあとは吉田の展開だった。その後も着実にポイントを重ねて楽々逃げ切った。「ソフィア(マットソン)は初めてだったが強かった。(今年は)忙しかったが切り替えがしっかりできた。皆さんに応援してもらったおかげ」と、相手に敬意を表し、周囲にも感謝を忘れなかった。そして、オンとオフのスイッチの切り替えは、世界女王の経験がなせる業だ。

 「リオ(五輪)につながった」と、早くも視線は2016年に向いた。日本人初の五輪4連覇へ、無敵の快進撃はまだまだ続く。

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