大野前主将ら3カ月停止 天理大暴力問題で全柔連

[ 2013年9月18日 18:21 ]

 全日本柔道連盟(全柔連)は18日、東京都文京区の講道館で懲罰委員会を開き、天理大で下級生に暴力をふるった世界選手権男子73キロ級優勝の大野将平前主将ら4年生9人に登録停止3カ月の処分を下した。大野前主将は国際大会を含め、年内全ての試合に出場できなくなった。

 藤猪省太前部長、土佐三郎前監督は文書による戒告、2年生部員5人は文書による注意となった。近石康宏専務理事は大野前主将らの処分について「3カ月よりも長くしようという意見もあったが、前途洋々たる学生が再起不能となる期間は妥当ではない。教育的配慮もした」と説明。指導者には「公的な地位を降り、社会的制裁も受けている。反省し、責任も痛感している」と述べた。

 懲罰委員会は近石専務理事や山下泰裕副会長ら5人で構成。会合後、全柔連理事を務める天理大柔道部の細川伸二師範に処分を通告した。

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2013年9月18日のニュース