美香 涙の失速19位「最終的にこういう結果は凄く歯がゆい」

[ 2013年9月17日 06:00 ]

最終ラウンド、通算イーブンパーで19位に終わった宮里美香

エビアン選手権最終日

(9月15日 フランス・エビアン エビアン・リゾートGC=6428ヤード、パー71)
 首位から出た宮里美香(23=NTTぷらら)は7番でトリプルボギーを叩くなど79と崩れ通算イーブンパー、213で19位に終わった。69で回った宮里藍(28=サントリー)が通算1アンダーで15位。上原彩子(29=モスフードサービス)、上田桃子(27=フリー)はともに通算1オーバーの27位。スサン・ペテルセン(32=ノルウェー)が通算10アンダーでメジャー2勝目、16歳のアマチュア、リディア・コ(ニュージーランド)が2打差の2位に入った。大会は悪天候で54ホールに短縮された。

 笑顔を作ろうとしたが、あふれる涙を止められなかった。宮里美はメジャー初優勝を狙い最終組でスタートしたが、79と崩れた。「2日間いいゴルフをしていて、最終的にこういう結果は凄く歯がゆい」とこぼした。

 序盤で3つスコアを落として迎えた7番パー5でトリプルボギーを叩いた。残り110ヤードの第3打を9Iで狙ったが、グリーン右手前の斜面を越えることができず手前に転がり落ちた。その後のアプローチも2度続けてグリーンからこぼれた。「(第3打は)左に打てば戻って来なかったと思うが右に行ってしまった。一番後悔が残る」。この日はショットが右に出ることが多かった。その乱れが痛恨の一打につながった。ここで優勝戦線から完全に脱落した。

 優勝した同組のペテルセンを「バーディーを取るところはしっかり取ってくるし全体的にブレがない」と評し「最終組の緊張感の中でいかに自分のゴルフができるかが大事だと思った」という。メジャータイトルに近づいたことは確か。一方で優勝争いの中で自分をコントロールすることの重要性を痛感した。23歳は「もっと優勝争いをすることがメジャーを勝つための道だと思う」と視線を上げた。

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2013年9月17日のニュース