北島 8年ぶり国体V 金スイマーで東京五輪盛り上げ役担う

[ 2013年9月15日 06:00 ]

成年男子100メートル平泳ぎ決勝を制して、表彰台で東京国体のマスコット・ゆりーとを手に声援にこたえる北島

国民体育大会

(9月14日 東京辰巳国際水泳場など)
 会期前競技が行われ、競泳の成年男子100メートル平泳ぎで、五輪2大会連続2冠の北島康介(30=東京、日本コカ・コーラ)が1分0秒51で優勝。8年ぶり出場の国体で存在感を見せつけた。8日早朝には、20年五輪・パラリンピックの開催地が東京に決定。現役で夢舞台を目指すことは視界に入っていないが、金メダルスイマーとして東京五輪の盛り上げ役を担う。

 8年ぶりの国体でも、キングの存在感は不変だ。決勝に残った8選手中、最年長30歳の北島が、年下の挑戦をあっさりと退けた。1分0秒51のタイムは自らの日本記録58秒90に遠く及ばなかったが、「記録的には速い記録じゃないけど、優勝できてうれしい。(他の選手が)勝手に負けてくれたんじゃないですかね」と余裕の表情だ。

 個人種目でメダルを逃した今夏の世界選手権では、実は右肩を痛めていた。「右腕に力が入らないし、腕を上げるのもつらいくらいだった。でもさ、“肩が痛い、出たくない”で終われないっしょ。自分なりに我慢してやらないといけなかった」。同選手権後は肩の痛みも徐々になくなり、「体の状態も気持ち的にもいい」と好調モードでこの日を迎えていた。

 東京都荒川区出身の北島にとって、東京国体には2つのモチベーションがある。1つは地元開催であること。「東京で開催されるし、去年からこの大会に出たかった。優勝できていい思い出になった」。もう1つは7年後の開催が決まった東京五輪だ。「この大会の時には東京五輪が決まっていると思っていたからね。スポーツを盛り上げられたらいいと思っていた」と笑みを浮かべた。

 「もっとできると思うし、もっと高い記録を出せると思う」と来年以降も現役続行の姿勢を見せた北島だが、さすがに7年後の東京五輪は視界に入っていない。「7年後は(表彰式で)プレゼンターでもやっているんじゃないですか」と笑いながら、「スポーツの良さを自分のレースを通じて伝えられればいい。子供たちに夢のある大会にしてほしいね」と話した。自国開催の夢舞台まで、あと2504日。競泳界のキングは、泳ぐことでTOKYOを盛り上げていく。

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