錦織躍動感戻った!全米OP初戦負けから復活

[ 2013年9月14日 06:00 ]

日本―コロンビア シングルス第1試合、アレハンドロ・ファジャにストレート勝ちした錦織圭

テニス 男子国別対抗戦、デ杯ワールドグループ(WG)入れ替え戦、日本―コロンビア第1日

(9月13日 東京・有明コロシアム)
 2年ぶりのWGを目指す日本はシングルスの第1試合でエース、錦織圭(23=日清食品)が勝ち、第2試合で添田豪(空旅ドットコム)が敗れて1勝1敗のスタートとなった。世界ランク12位の錦織は94位のアレハンドロ・ファジャに格の違いを見せたが、123位の添田は粘りを見せたが、87位のサンティアゴ・ヒラルドに屈した。第2日はダブルス1試合、最終日はシングルス2試合が行われ、5試合で3勝したチームが来季WGに出場する。

 初戦で日本に貴重な1勝をもたらした錦織は「日本の魂を心に刻んでプレーした」と熱い言葉を口にした。全米オープンで初戦負けしたエースに気迫と躍動感が戻った。持ち味の攻撃的なプレーがさえた。第2セットの第8ゲームで初めてサービスゲームを落としたが、鮮やかなショットで次のゲームをブレークバック。格下を2時間弱で退け「危ない場面もあったが、きっちり切り抜けられた」と胸を張った。第2日にダブルス、最終日に再びシングルスに登場する。「重圧もあり、勝たなくては、と自分に言い聞かすことができた。これをきっかけに精神的に強くなれる」と表情を引き締めた。

 ▽デビス杯 1900年から毎年行われている男子の国別対抗戦。各チーム4選手で構成され、初日のシングルス2試合、2日目のダブルス1試合、最終日のシングルス2試合の結果で勝敗を競う。最高峰のワールドグループ(WG)は16カ国から成り、トーナメントで頂点を決める。下部グループはアジア・オセアニア、欧州・アフリカ、アメリカの3ゾーンに分かれている。WG1回戦敗退チームと各ゾーンの優勝チームが翌年のWG出場を懸けて入れ替え戦(プレーオフ)を行う。

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2013年9月14日のニュース