レスリング残留へ 20年五輪実施競技を審議 IOC総会第2日

[ 2013年9月8日 22:27 ]

 国際オリンピック委員会(IOC)は8日、ブエノスアイレスで、2020年東京五輪の残る実施1競技を決める総会第2日の審議を開始した。レスリングが、統合した野球とソフトボール、スカッシュを抑えて残留することが確実な情勢となっている。

 昨年のロンドン五輪の26競技からレスリングを除いた25競技について、東京五輪で実施することを投票で一括して承認。その上で野球とソフト、スカッシュ、レスリングの順に20分ずつのプレゼンテーションと質疑応答があり、終了後にIOC委員が投票する。選ばれた競技は、自動的に24年五輪でも行われる。

 東京五輪の実施競技をめぐっては、2月のIOC理事会が伝統競技のレスリングを除外候補に選び、米国やロシアをはじめ世界中から批判を浴びた。国際レスリング連盟(FILA)は組織改革やルール改正などに取り組み、IOCから指摘された問題点を是正。5月のIOC理事会では8候補の中で、圧倒的な支持を集めて最終3候補に残った。

 16年リオデジャネイロ五輪では、ロンドンでの26競技にラグビー7人制とゴルフを加えた28競技を実施する。(共同)

続きを表示

2013年9月8日のニュース