東京五輪競技会場はこうなる サッカーは宮城スタジアムでも開催

[ 2013年9月8日 07:14 ]

 1964年大会から56年ぶりに、東京での五輪開催が決定。2020年東京五輪の開催プランは、ほとんどの競技施設が中央区晴海の選手村から8キロ圏内にあるというコンパクトさが特色だ。

 メーンスタジアムは、64年東京五輪の“シンボル”国立競技場を大規模改修して使用。開閉式屋根のある8万人収容の「オリンピックスタジアム」に改築し、開閉会式、陸上、サッカー、ラグビーを実施する。ほかにも東京体育館で卓球、国立代々木競技場でハンドボール、日本武道館で柔道と、前回東京大会の“遺産”が活用される。

 選手村に近いベイエリアには、競泳、飛び込み、シンクロナイズドスイミングの会場となる「オリンピックアクアティックセンター」(夢の島)のほか、有明にはバレーボールが行われる「有明アリーナ」を建設予定。また品川区大井にはホッケーのメッカとなる1万人収容の「大井ホッケー競技場」が新しく誕生する予定だ。

 また、東日本大震災の被災地も東京五輪の舞台となる。宮城県利府町の宮城スタジアムでは男女サッカーの開催を予定。同スタジアムは震災で屋根の支柱に亀裂が入ったがその後改修を行い、昨年8月にはU―20女子W杯で復旧後のこけら落としを行った。今年8月には男子の日本代表がウルグアイと親善試合を行い、サッカーでは最多となる4万5883人の観衆を集めた。ほかに札幌ドーム、埼玉スタジアム、東京スタジアム(味の素スタジアム)、横浜国際総合競技場(日産スタジアム)もサッカー会場として予定されている。

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2013年9月8日のニュース