レスリング 五輪競技存続へ力結集 新会長の下改革断行

[ 2013年9月7日 23:31 ]

 五輪競技存続の大義の下、レスリング界は力を結集して組織改革などを断行してきた。2月の国際オリンピック委員会(IOC)理事会で除外候補になった直後に国際レスリング連盟のマルティネッティ氏が会長を退任してラロビッチ氏が代行となり、5月には正式に会長に就任した。

 新会長の下で改革のスピードは一気に上がった。観客に分かりやすくするため、競技ルールは1ピリオド(P)2分の3P制から、1P3分の計2Pで総ポイントを争う方式に変更。審判員が積極的に攻撃を促すように修正した。5月末のIOC理事会では五輪3連覇を果たした吉田沙保里選手(ALSOK)も精力的にロビー活動を行い、最終候補に残った。

 さらに女子選手の参加を促すため階級増をIOCに提案し、2016年リオデジャネイロ五輪から女子階級数が現行の4から6に増えることが8月に決まった。男子のフリースタイルとグレコローマンスタイルは一つずつ減って各6階級となる。(共同)

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2013年9月7日のニュース