22年ぶり金ゼロに 南條女子監督「結果を受け止めて向き合う」

[ 2013年9月1日 08:10 ]

女子78キロ超級で3位となり、銅メダルを掲げる田知本愛

 柔道の世界選手権は第6日の31日で個人戦の7階級が終わり、日本女子は無差別級を含む8階級で優勝を逃した1991年バルセロナ大会以来、22年ぶりの金メダルゼロに終わった。男女各7階級で日本はトップの金メダル3個。メダル数でもフランスと並ぶ最多の7個だった。

 ▼南條充寿・日本女子監督の話 この結果をしっかりと受け止めて向き合う。選手と対話を続け、同じ方向に向かわなければ今後も覆せない。田知本愛は勝負にいく勇気、強引に攻めるたくましさがなかった。

 ▼田知本愛の話 目指していた色と違ったので、すごく悔しい。自分のためにも、チームのためにも金メダルを取りたかった。(世界とは)それほど差はないと思う。もっと技をつなげることができれば闘える。

 ▼井上康生・日本男子監督の話 81キロ級から100キロ超級までメダルを取れなかったが、これが現実。惨敗だった。非常に危機感を感じている。このままでは重量級再建と口にするのもおこがましい。もっと層を厚くしていきたい。

 ▼小野卓志の話 3位決定戦は明らかに相手が自分よりも強かった。結果がすべて。ただ、1日でも柔道を長くするのが目標なので、限界を感じたと言いたくない。

 ▼七戸龍の話 メダルを取りたかったけど、自分のレベルがまだ追いついていなかった。技に入っても詰めが甘くて投げ切れない。でもまだ時間がある。組み手を追究し、五輪につなげる試合をしていきたい。(共同)

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