勇太 7位浮上 逆転の可能性あり「最終日はまくっていくよ」

[ 2013年9月1日 06:00 ]

第3日、通算6アンダーで7位の池田勇太。1番でティーショットを放つ

VanaH杯KBCオーガスタ第3日

(8月31日 福岡県糸島市 芥屋ゴルフ倶楽部=7150ヤード、パー72)
 第2ラウンドの残りを行い、18ホールを回った池田勇太(27=日清食品)が8バーディー、1ボギーで、この日ベストスコアタイの65を出し、通算6アンダーで65位から7位に急浮上した。09年に優勝している相性のいいコースで3打差逆転を狙う。67で回った藤本佳則(23=フリー)ら3人が通算9アンダーで首位。大会は54ホールに短縮となり、1日に最終ラウンドを行う。

 17番の初ボギーの後の18番パー5。ラフに埋まった第2打を、池田は3Wで振り抜きグリーン前に運んだ。

 泥がベッタリついていたため40ヤードのアプローチは思い通りに転がらなかったが、2・5メートルのバーディーパットをねじ込み、65位から7位に浮上。「初日もピンは刺していた。縦の距離感が合わなかっただけ」と“勇太節”を響かせた。

 クラブにはこだわりがあり、職人級の知識でメーカーに論理的に調整を依頼する。アイアンのバランスが崩れていたため、この2試合はクラブ調整に重点を置いた。悪天候でスタートしなかった前日は丸一日クラブを握らなかったが、道具に精通しているからこそアイアンの感覚を合わせて8バーディーを奪った。

 「最終日は最終日でまくっていくよ」。残すは18ホール。強気が戻った若大将なら3打差逆転も不可能ではない。

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2013年9月1日のニュース