藍 3打差の6位発進!父のアドバイスでパット決まった

[ 2013年8月31日 06:00 ]

第1ラウンド、2番でティーショットを放つ宮里藍

USPGAツアー・セーフウェー・クラシック第1日

(8月29日 米オレゴン州ポートランド・コロンビアエッジウオーターCC=6465ヤード、パー72)
 宮里藍(28=サントリー)が7バーディー、2ボギーの67で首位と3打差の6位につけた。有村智恵(25=日本ヒューレット・パッカード)は6バーディー、2ボギーの68で20位、上田桃子(27=フリー)は4バーディー、1ボギーの69で35位発進。片平光紀(23=フリー)は73で117位。64で回ったポルナノン・パットナム(タイ)が首位に立った。

 パットがさえた。宮里は10番から出て11番で7メートルを沈めて初バーディーを奪うと、14番も7メートル、16番は5メートルと難しい距離のパットを次々と決めた。後半は1、5番をボギーとしたが、6、7番は1メートルにつけて、バーディー。最終9番は残り182ヤードの第2打をU4でピン上6メートルにつけて、下りの難しいラインをねじ込みバーディーで締めた。

 ボールの転がりが不規則になるポアナ芝(スズメノカタビラ)のグリーンを攻略し67をマーク。「(ロングパットは)打ちすぎたものもあるが、パットのフィーリングは良い。ほとんどグリーンを外さなかったし、ショットの調子も良い」と会心の笑みを浮かべた。

 2日前に沖縄にいるコーチの父・優さんにパッティングの動画を送った。「アドレスで軸が右に行きすぎていたので重心を左にするようにと言われた。それを意識した。グリップやストロークよりも重心は直しやすい。良いアドバイスをもらった」という。この日ラウンド前の練習で修正し、すぐに結果を出した。

 前週カナダ女子オープンの最終日には1Wが乱れたが、この日はショットにも安定感があった。パー3を除く14ホール中10ホールでティーショットがフェアウエーを捉え全18ホール中16ホールでパーオンに成功した。約1カ月の休養からの復帰戦だった全英リコー女子オープンは予選落ちしたが、前週20位に入るなどゴルフの調子は良い。

 2日目は午後のラウンド。「グリーンが軟らかいのできっとスパイクマークで荒れる。ボールの転がりにしっかり集中したい」と気を引き締めた。この大会は10年に優勝しておりコースは違うものの相性は良い。今季初優勝へ、米ツアー通算10勝目へ機は熟している。

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2013年8月31日のニュース