錦織「目標はベスト8以上」 得意の全米OPでトップ10狙う

[ 2013年8月26日 06:00 ]

ニューヨーク市内のホテルで記者会見する錦織

 日本のエースが得意の大会で飛躍を誓った。テニスの今年最後の4大大会、全米オープン(26日開幕、ニューヨーク)に出場する男子の世界ランク12位で第11シードの錦織圭(23=日清食品)が24日、ニューヨーク市内で会見し、「いつも目標はベスト8以上」と意気込みを示した。過去の自己最高は初出場した08年の4回戦(16強)。ランキングでのトップ10入りへ、8強入りを目指す。

 この日はウィンブルドンを制したA・マリーと練習を行い、リターンがネットに掛かると「あ~」と悔しそうな声を発し、何度もスイングを確認した。大会前のウエスタン・アンド・サザン・オープンは初戦敗退。大会後は1週間、練習を積み「調子は上がってきた。あとは試合をどう戦っていくか」と手応えをつかんでいる。

 今季は古傷の左膝の痛みに悩まされながらも、全豪と全仏でともに16強入りと安定した成績を残した。「膝の違和感は残っていて100%ではないが、かばいながらできている」と、表情にも悲壮感はない。

 1回戦はランク179位のダニエル・エバンズ(英国)と対戦。格下との対戦でも「最近いい成績を残しているのは知っている。プレー自体はまだ見ていないので、少し見て戦いたい」と気の緩みはない。全米は過去4度出場しているが、初戦敗退は11年のみ。「得意の全米オープンなので自分のプレーをして、先を見ずに1回戦ずつ頑張っていきたい」と静かに闘志を燃やした。

 ◆26日の全米オープンテレビ放送 ▽WOWOWプライム 23・55~(無料放送)

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2013年8月26日のニュース