全柔連 宗岡新体制が発足 山下副会長、近石専務理事 上村会長は正式辞任

[ 2013年8月21日 18:27 ]

 不祥事が相次いだ全日本柔道連盟(全柔連)は21日、東京都文京区の講道館で臨時の理事会、評議員会を開き、新日鉄住金の宗岡正二会長兼最高経営責任者(67)の4代目会長就任を決めた。

 初めて外部からトップを迎え、新体制で組織再建をスタートさせた。上村春樹会長(62)ら執行部の辞任も正式に決まり、2009年4月から約4年4カ月続いた上村体制が幕を閉じた。

 臨時評議員会後の新理事会で互選によって宗岡会長、元大阪府警本部長でトヨタ自動車顧問の近石康宏専務理事(64)、ロサンゼルス五輪金メダリストの山下泰裕副会長(56)、宇野博昌事務局長(63)による新執行部が誕生した。

 最初の理事会で上村会長を含む23人の理事、3人の監事が引責辞任。山下氏ら一部が再任され新体制に入った。3人の監事に、女子日本代表による指導陣の暴力問題告発を支えた山口香氏(48)が名を連ねた。

続きを表示

2013年8月21日のニュース