大砂嵐 母国エジプト凱旋!講演会で十両昇進報告

[ 2013年8月15日 06:00 ]

13日、カイロで開かれた講演会で歓迎される大砂嵐

 アフリカ大陸から初の力士、関取となった大相撲の大砂嵐(21=大嶽部屋)が祖国エジプトに凱旋し、13日に首都カイロで開かれた講演会で十両昇進を報告した。

 家族や友人に感謝の気持ちを述べた上で「横綱になってアラブ世界に相撲を広めたい。エジプト人として出国したが、帰国した今は大相撲の力士。着物を着ることは私の誇り」と話した。

 今回は11年10月に入門して以来、初の里帰り。敬けんなイスラム教徒でもあり、新十両として臨んだ7月の名古屋場所はラマダン(断食月)と重なったため日中の飲食を断ったが、10勝5敗と健闘。7月のクーデター後、緊張が続くエジプト情勢には「今の状況がずっと続くわけではないと思う」と述べ、早期収束に期待を示した。

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2013年8月15日のニュース