谷氏、康生氏世界柔道殿堂入り 日本人は嘉納治五郎氏以来

[ 2013年8月14日 06:00 ]

柔道の世界選手権に向けた合宿で、日本代表の練習を見詰める井上康生監督

 五輪2大会連続金メダリストの谷亮子氏(37=参院議員)と世界選手権3連覇の井上康生氏(35=日本代表男子監督)が世界柔道殿堂入りすることになった。全日本柔道連盟(全柔連)が13日に明らかにしたもので、日本からは講道館柔道の創始者である嘉納治五郎氏以来となる。

 パリにある世界柔道殿堂は、柔道界に貢献した選手や関係者を称えるために国際柔道連盟(IJF)が99年に設立した。各国・地域連盟、各大陸連盟から推薦を受けた人物をIJF殿堂委員会が審議して承認。99年に嘉納氏が満場一致で殿堂入り第1号となった。03年には外国人初の世界王者アントン・ヘーシンク氏、60年代から70年代にかけて14年間会長職を務めたチャールズ・パーマー氏が選ばれた。その後は途絶えていたが、今回は一挙17人が殿堂入りするという。全柔連関係者は「積極的に柔道を発信しようというビゼール会長の方針だろう」と説明。谷、井上の両氏は25日に世界選手権が行われるブラジル・リオデジャネイロで表彰を受ける。

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2013年8月14日のニュース