川内よ倒れるまで走れ!宗猛コーチが燃え尽き許可

[ 2013年8月14日 06:00 ]

世界陸上第4日

(8月13日 ロシア・モスクワ=ルジニキ競技場)
 17日の男子マラソンに出場する川内優輝(26=埼玉県庁)について、旭化成監督で日本チームの宗猛コーチ(60)は「彼にストップはかけられないでしょうね」と、レース中にフラフラになってもスタッフが棄権の判断はしないことを明かした。川内は11日の出発時に「意識が飛ぶまで、動けなくなるまで戦わないと」と発言していた。

 宗コーチは10日の女子マラソンの33キロ付近で、熱中症になっていた野口を止めた。この時は所属の広瀬監督から「もう止めてください」と要請があったが、川内には指導者がいない。完全燃焼型のランナーのため、止められることに抵抗する可能性もある。ただ「僕が死んだからといって誰も困ることはない」という川内の言葉には、同コーチは「日本国民、みんなが悲しみますよ」と険しい表情を見せた。

 川内は17日の本番に向けて臨戦態勢に突入。ドラマチックで予測不可能な川内劇場から、目が離せない。

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2013年8月14日のニュース