世界選手権前に合宿公開 井上康生監督「柔道界の信頼取り戻す」

[ 2013年8月13日 16:26 ]

柔道の世界選手権に向けた合宿で、選手に指示を出す井上康生監督(手前)

 柔道の世界選手権(26日~9月1日・リオデジャネイロ)に出場する男子の日本代表9人が13日、東京都北区の味の素ナショナルトレーニングセンターで最終調整合宿を報道陣に公開し、ロンドン五輪90キロ級銅メダルの西山将士(新日鉄住金)は「シンプルに世界一を目指す」と言い切った。

 28歳の西山は世界選手権初出場。「五輪よりも試合数が多くなるので、強い選手とたくさん当たる。試合の面白さを感じたい」と胸を躍らせた。8月上旬に右足首を痛めたが、乱取りでは鋭い足技などを披露した。

 33歳で5度目の出場となる小野卓志(了徳寺学園職)は順調に仕上げ「楽しむ気持ちで1試合でも多く闘いたい」と笑みを浮かべた。

 11日に始まった合宿は16日に終了し、60キロ級から73キロ級は19日、81キロ級以上は22日に出発。井上康生監督は「柔道界の信頼を取り戻すためにも、いい結果を出したい」と誓った。

続きを表示

2013年8月13日のニュース