西塔 6位入賞に「100点満点」積極レースで首位争いの見せ場

[ 2013年8月11日 23:46 ]

男子20キロ競歩 6位入賞を果たし、笑顔でゴールする西塔拓己

世界陸上第2日

(8月11日 モスクワ)
 東洋大3年生の20歳、西塔が満面の笑みでゴールに入った。男子20キロ競歩では過去最高、競歩全体でも50キロの97年アテネ大会の今村文男、11年テグ大会の森岡紘一朗に並ぶ6位入賞だ。

 スタートすぐ果敢な飛び出しを見せてレースを引っ張った。同じ日本勢の鈴木に5キロすぎにかわされたが、集団に食らいついて上位集団で粘った。レース後半も4位まで上がったが、残り1キロを切って2人にかわされた。

 入賞に西塔は「目標達成できてうれしい。積極的なレースが出来た。100点満点」と納得の表情で振り返った。昨年の世界ジュニアで4位に入った伸び盛り。東洋大と言えば箱根駅伝が代名詞だが、競歩の世界にも輝く星がいることを知らしめた。

 ▼鈴木(中盤までトップも12位)最低限メダルと言っていて(この結果に)悔しい、申し訳ない。中盤まで行けると信じていったが力が足りなかった。

続きを表示

この記事のフォト

2013年8月11日のニュース