“セレブプロ”鎌田 69で12位浮上!

[ 2013年8月11日 06:00 ]

第2日の1番、ティーショットを放つ鎌田ヒロミ

女子ゴルフツアーmeijiカップ第2日

(8月10日 北海道北広島市 札幌国際カントリークラブ島松コース=6498ヤード、パー72)
 プロテスト合格後の初試合となった鎌田ヒロミ(23=スターツ笠間GC)が、ツアー自己ベストタイの69をマークし、通算3アンダーで26位から12位に浮上した。東京・田園調布生まれ、オーストラリア育ちの“セレブプロ”が上位をうかがう。野村敏京(はるきょう、20=フリー)が、ナ・ダエ(25=韓国)と並び通算7アンダーで首位に浮上した。
【第2R成績】

 “ウッド派”鎌田の本領発揮だ。「持ち味はウッドの方向性」という通り、5番パー4の第2打(残り150ヤード)、7番パー3の第1打(154ヤード)はいずれも9Wで2メートル以内につけてバーディーを奪った。

 14本のクラブは、ウッドが1、3(2本)、5、7、9番の6本。3Wを2本にしているのは、200~210ヤードと190ヤードで使い分けるためだ。女子でも多い6本のウッドはパワー不足を補うのが目的。全米プロシニアを制し「木のクラブが6本で六本木」とジョークを飛ばす井戸木をほうふつさせるキャディーバッグの中身となっている。

 生まれは高級住宅街で有名な東京都大田区の田園調布。輸入業を営んでいた父・博紀さん(62)によると、以前あった自宅兼会社の5階建てビルは、元巨人監督の長嶋茂雄氏邸から徒歩5分。小学生の鎌田は、近くのゴルフ練習場で長嶋氏から声をかけられたこともあったそうだ。

 中学からオーストラリアへゴルフ留学し9年間過ごした。趣味は「パチンコ」という23歳。首位と4打差の12位で迎える最終日に向け「こういう機会はうれしい」と気持ちを高ぶらせていた。

 ◆鎌田 ヒロミ(かまた・ひろみ)1989年(平元)8月19日、東京都生まれの23歳。8歳でゴルフを始め、小学校卒業後に母、妹とオーストラリア・クイーンズランド州へゴルフ留学。サウスポート高校時代にはアマチュアの複数大会で優勝。8月の日本女子プロゴルフ協会のプロテストに2度目の挑戦で合格。ヒロミは登録名で本名は博美。妹・ハニー(本名・真美)も昨年プロテストに合格。1メートル58、54キロ。

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2013年8月11日のニュース