室伏 76メートル27、全体8位で決勝進出 世界選手権開幕

[ 2013年8月11日 02:11 ]

男子ハンマー投げ予選 室伏広治の1投目

 陸上の世界選手権は10日、モスクワで開幕し、女子マラソンは31歳の福士加代子(ワコール)が2時間27分45秒で銅メダルを獲得した。日本勢のメダルは2大会ぶり。木崎良子(ダイハツ)は2時間31分28秒で4位に入った。

 エドナ・キプラガト(ケニア)が2時間25分44秒で2連覇し、2004年アテネ五輪金メダルの野口みずき(シスメックス)は33キロ付近で途中棄権した。

 男子100メートル予選で17歳の桐生祥秀(京都・洛南高)は10秒31の2組4着で準決勝に進めなかった。山県亮太(慶大)も10秒21の7組4着で落選。世界記録保持者のウサイン・ボルト(ジャマイカ)は10秒07の7組1着で準決勝に進出した。

 男子のハンマー投げ予選で38歳の前回王者、室伏広治(ミズノ)は76メートル27をマークし、全体8番目の記録で12選手による12日の決勝に進んだ。棒高跳びは昨年のロンドン五輪代表の山本聖途(中京大)が5メートル55で予選を通過し、沢野大地(富士通)と荻田大樹(ミズノ)は5メートル40で落選した。

 男子1万メートルは宇賀地強(コニカミノルタ)が27分50秒79で15位、大迫傑(早大)は28分19秒50で21位、佐藤悠基(日清食品グループ)は途中棄権した。十種競技の右代啓祐(スズキ浜松AC)は前半の競技に臨んだ。

 ▼室伏広治の話 1投目で超えるのが一番良かったが、最終的に(予選)通過ラインの近くまでいった。簡単なことではないけれど、出るからには最高のパフォーマンスをしたい。

 ▼山本聖途の話 練習から動きが良かった。落ち着いて臨めば入賞はいけると思う。ここで満足せず、さらに上を狙っていきたい。

 ▼沢野大地の話 5メートル55の1回目からタイミングが合わなくなった。今回の体の仕上がりなら問題ない高さだったが、越えられなかった自分が悪い。3人で出られたことは日本の棒高跳びにとっていい一歩。

 ▼荻田大樹の話 競技場の地面が硬い感触で、助走のスピードが出なかった。ポールも普段に比べて硬く感じた。世界選手権で失敗した借りは次の世界選手権で返すしかない。(共同)

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