福士 銅メダル、木崎は4位入賞!野口は無念の棄権

[ 2013年8月10日 21:30 ]

女子マラソンで3位となり、ガッツポーズでゴールする福士加代子

 陸上の世界選手権は10日、モスクワで開幕、女子マラソンがルジニキ競技場を発着しモスクワ川沿いを往復する周回コースで行われ、福士加代子(31=ワコール)が2時間27分45をマークし、世界選手権での初マラソンで見事に銅メダルを獲得した。今大会の日本人選手メダル第1号。日本勢のメダルは、09年に尾崎好美が銀メダルを獲得して以来2大会ぶり。

 最初から先頭集団についていた福士は、35キロ過ぎにメルカム(エチオピア)をとらえ3位に浮上。その後、メルカムは走るのをやめたため、1人で先頭の2人を追う展開に。これまでのレースでは終盤での失速を繰り返していた福士だったが、見事に走り通した。

  木崎良子(28=ダイハツ)は、8キロ付近の給水所でバランスを崩すアクシデントもあったが、徐々に順位を上げ2時間31分28で4位に入賞した。

 9年ぶりに世界大会に帰ってきた2004年アテネ五輪金メダルの野口みずき(35=シスメックス)は30キロ手前で一度立ち止まるアクシデント。その後再び走り出したが、33キロで無念の棄権。救急車で搬送された。診断は軽い熱中症だった。

 2011年世界大会優勝者のエドナ・キプラガト(ケニア)が2時間25分44で2連覇達成。ロンドン五輪8位のバレリア・ストラネオ(イタリア)が2時間2分58で2位だった。

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