女子の階級増歓迎 栄強化委員長「素晴らしいこと」

[ 2013年8月10日 11:10 ]

 リオデジャネイロ五輪でのレスリング階級数は、男女各6階級となった。これまで金メダルを量産した女子は二つ増えるだけに、期待は高まる。両スタイルで一つずつ減る男子は、1952年ヘルシンキ五輪から参加した15大会連続でメダルを獲得した軽量級への影響が懸念される。

 日本協会の栄和人女子強化委員長は「メダルの可能性は確かに広がる。普及にもつながるので、日本にとっても世界にとってもいいこと」と歓迎した。五輪で3連覇した吉田は今後決まる新階級への対応を迫られるが「もともと減量がないので2、3キロぐらいなら下の階級に落とすのは問題ない」と話し「多くの女子選手が出られるのは素晴らしいこと」と声を弾ませた。

 男子は外国で重量級に人気があることから、福田富昭会長は「軽量級が削減されないよう日本として主張していく」と話した。9月のIOC総会に向けて「改革をしっかりすれば五輪に残すというIOCからのメッセージにも思える」と期待も示した。

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2013年8月10日のニュース