比嘉7位 藍超え日本人最年少トップ10入り「凄く楽しかった」

[ 2013年8月6日 06:00 ]

最終ラウンド、ホールアウトした比嘉真美子。通算2アンダーの7位となった

USLPGAツアー 全英リコー女子オープン最終日

(8月4日 英国セントアンドリュース オールドコース=6672ヤード、パー72)
 第3ラウンドの残りに引き続き、最終ラウンドが行われ、メジャー初参戦の比嘉真美子(19=フリー)が、75と耐えて通算2アンダーで首位と6打差の7位に食い込んだ。77と崩れた佐伯三貴(28=日立アプライアンス)も7位に踏みとどまり、ともに15位以内に与えられる来年の出場権を得た。ステーシー・ルイス(米国)が通算8アンダーで初優勝、メジャー通算2勝目。史上初のメジャー4連勝を狙った朴仁妃は42位で、アジア勢のメジャー連勝は10で止まった。

 セントアンドリュースでの過酷な戦いを終えた比嘉は充実感を漂わせた。「凄く楽しかった。もっともっとプレーしていたい気持ち。アドレスが取れないぐらいの強風だったけど、全英に来たなという感じがして楽しくプレーした」。

 第3ラウンドをパープレーで終えると9位で臨んだ最終ラウンドも耐えた。14番パー5では自慢の飛距離を生かし第2打でグリーン近くまで運んでパターで寄せてバーディー。75で踏ん張り初出場の日本人で最高の7位に食い込み06年に21歳で9位に入った宮里藍を上回る日本人最年少トップ10入りを果たし、来年の出場権も手にした。

 ルーキーながら日本ツアーで既に2勝しているが、その高い能力はリンクスでも通用した。1Wの平均飛距離は全体2位の272・63ヤード。「飛距離はここでも自信が持てるなと思った」。パット数119は佐伯と並んで出場選手中最少だった。

 世界ランクも51位から44位に上昇した19歳は「世界最高峰の試合でトップ10に入ったことを自信にして日本でいつでも優勝争いできるようなトップ選手になりたい」とさらなる飛躍を期した。そして「もっとこういう場で戦ってみたい気持ちが強くなった」と大舞台への意欲を口にした。

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2013年8月6日のニュース