ラマダン中と知らず…日馬、ヘロヘロ大砂嵐をボッコボコ

[ 2013年8月4日 06:00 ]

ラマダン中の大砂嵐(手前)に胸を出す日馬富士

 大相撲夏巡業が3日、岩手県盛岡市で行われ、横綱・日馬富士(29=伊勢ケ浜部屋)が“鬼教官”になった。

 前日の十両・遠藤に続き、この日の朝稽古ではアフリカ大陸初の関取となったエジプト出身の十両・大砂嵐(21=大嶽部屋)を標的とした。午前9時半すぎ、ぶつかり稽古で大砂嵐の当たりが悪いと「もっと力を出せ」と叱責(しっせき)。強烈な張り手や、かち上げ、肘打ちなどを見舞った。大砂嵐はラマダン(断食月)期間中で午後7時に1度しか食事を取っていない。食後14時間経過で体はヘロヘロ。体重も8キロ減で「疲れた。ラマダンはあと1週間で一番きつい」とぼやいた。日馬富士は幕内・高安との三番稽古で12戦全勝だったが、「若いヤツは力を出し切っていない。(大砂嵐は)ご飯を食べていないから力が出ないと後から聞いた。そんなに苦しくやってない」と平然としていた。

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2013年8月4日のニュース