松山 ウッズから刺激!19位浮上、米シード前進

[ 2013年8月4日 06:00 ]

8番でバーディーパットを決め、ウッズ(右)の前でギャラリーの声に応える松山

世界ゴルフ選手権シリーズ ブリヂストン招待第2日

(8月2日 米オハイオ州アクロン ファイアストーンCC=7400ヤード、パー70)
 怪物ルーキーが米ツアーのシード権獲得へ前進した。41位から出た松山英樹(21=東北福祉大)は3バーディー、1ボギーの2アンダー、68をマーク。通算イーブンパーの19位に順位を上げた。世界ランク1位のタイガー・ウッズ(37=米国)は00年に自身が記録した大会ベストの61を叩き出し、2位に7打差の首位浮上。大会通算8勝目へ独走態勢に入った。小平智(23=フリー)は通算4オーバーで49位。谷口徹は通算8オーバーで64位となった。

 さすがの怪物も平常心を失った。最終18番、ウッズが8メートルのパーパットを沈め会場全体が興奮冷めやらぬ中、松山の5メートルのバーディートライはカップ横を抜けた。それでも確実にパーをセーブ。通算イーブンパーにまで盛り返した。「最後のバーディーパットは打ちにくかった。タイガーの圧倒的なプレーを見せられたら自分のプレーがふがいないものに見えちゃいます」と苦笑いした。

 ウッズのチャージにギャラリーが集結。松山そっちのけとなった。プレー中もファンはお構いなく大移動。それでも、「世界No・1の人と回っているから動いたりするのは仕方ない」と松山はプレーに集中した。コツコツとパーを積み重ねる松山に対し、ウッズはバーディーを量産。「途中まで凄いなと思っていたけど、もうその後はこの人どうしようもないなと思ってました」と振り返ったが、本気でメジャー制覇を狙う21歳が世界一の技を見せられて燃えないはずがない。16番パー5ではピンまで97ヤードの第3打をSWでバックスピンをかけてピン奥1メートルにつけバーディー。17番でもバーディーを奪取した。ウッズからは「多くの可能性を持っている。ショットも良い。年を取るといろいろ考えるが、彼は(プレー中は)複雑なことを気にしていなくて最高。何かをつかむのは時間の問題だ」と飛躍に太鼓判を押された。

 今大会単独10位で15万2000ドルを稼げば米ツアーの獲得賞金は65万ドルを突破。昨季の賞金シードライン125位の金額を超え、来季の米ツアーのシード権獲得が“当確”する。19位浮上で、目標へ、また一歩近づいた。だが、メジャー14勝のプレーを見せつけられ「次元が違う。小学生とプロがやっているようなもの」と本当のトップの力を体感できた。「(ウッズと)回れて良かった。そこまでいければメジャーに勝てるような選手になる。そこを目標にやれる」。松山はもうシードのはるか先を見ていた。

 ≪松山とウッズの差は…≫松山とウッズの差はパットに表れた。第2ラウンドのパーオン率はともに72・22で15位。パーオンかそれ以上少ない数でグリーンオンした時のパット数の平均は、松山の1・769(23位)に対して、ウッズは1・385(1位)。チャンスを確実に沈めたウッズがスコアを爆発的に伸ばした。また、この日のドライビングディスタンスは松山が320・5ヤード(12位)で、ウッズが342・5ヤード(2位)だった。

 ▼松山とウッズの第1日VTR インから出た松山は180ヤードの12番パー3で左奥6メートルに乗せた下りのパットを沈めてバーディー。しかし、その後は2バーディー、3ボギー。思うようにスコアを伸ばせず、迎えた最終9番パー4。第2打はフェアウエーから195ヤードを5Iで左に引っ掛けて隣のホールのラフに。アプローチは寄らず痛恨のダブルボギーを叩き、2オーバー72で41位と出遅れた。一方のウッズは前半はパープレーも後半4バーディーを奪い、4アンダー66で3位発進した。

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