入江3大会連続メダルならず…「金メダルを取りたかった」

[ 2013年8月3日 07:36 ]

男子800メートルリレー決勝で5位に終わり悔しがる(左から)小堀、萩野、外舘、アンカーの松田(下)

 水泳の世界選手権第14日は2日、バルセロナで行われ、競泳男子200メートル背泳ぎで3大会連続のメダルを狙った入江陵介(イトマン東進)は1分55秒07で4位、萩野公介(東洋大)は1分55秒43で5位だった。ライアン・ロクテ(米国)が1分53秒79で優勝した。

 女子200メートル平泳ぎの金藤理絵(Jaked)は2分22秒96で4位。男子800メートルリレーの日本(萩野、外舘、小堀、松田)は7分4秒95で3位中国とわずか0秒21差の5位だった。

 男子200メートル平泳ぎは世界記録を持つ18歳の山口観弘(東洋大)が2分9秒57で7位、ロンドン五輪銅メダルの立石諒(ミキハウス)は2分10秒28で8位だった。

 準決勝は、男子50メートル自由形の塩浦慎理(中大)が全体の15位、同100メートルバタフライの藤井拓郎(コナミ)が13位、女子200メートル背泳ぎの赤瀬紗也香と大塚美優(ともに日体大)は13位と14位で決勝に進めなかった。

 ▼入江陵介の話 落ち着いたレースが自分の中ではできたと思っている。それだけに力不足と感じる。期待に応えられない自分の弱さをひしひしと感じていたので、金メダルを取りたかった。

 ▼萩野公介の話 (200メートル背泳ぎは)もうちょっと前半から積極的にいけばよかった。(リレーは)4人全員が力を出し切れたいいレース。少しでも貢献しようと思って泳いだ。次はメダルを取りたい。

 ▼金藤理絵の話 あとちょっと足りなかった。2分21秒台でないと3番は難しいとコーチと話していた。まだ次は考えていない。ここを一つの区切りにしたい。

 ▼外舘祥の話 (リレーの第2泳者として)真ん中を固めるという気持ちだった。(メンバーを)引っ張っていけるぐらいに強くなりたい。

 ▼小堀勇気の話 もっといい順位とタイムで松田さんに引き継ぎたかった。800メートルリレーで世界と戦えることが分かった。金メダルを目指す練習を積みたい。

 ▼松田丈志の話 接戦になると思っていたし、最後に中国が来るのも予想通りだった。後輩たちがいい形でつないでくれたから、メダルをあげたいという思いもすごくあった。ちょっと及ばず悔しい。

 ▼山口観弘の話 すごく悔しい。気持ちで負けないようにと思って泳いだ。苦しんで練習してきた半年は無駄じゃないと思う。(復活への)突破口は見えた。

 ▼立石諒の話 きつかった。後半勝負はできないと思って、前半からある程度いった。これが今の僕の実力。この最高の雰囲気でまた泳げたのはうれしい。勝ちたいと思ったんで、出直したい。

 ▼塩浦慎理の話 とても悔しい。全体的に自分がしたい理想の泳ぎができなかった。(準決勝1組は)僕以外は全員、21秒台。体感したことがない速さだった。

 ▼藤井拓郎の話 後半の伸びが足りなかった。(最終日の400メートルメドレーリレーは)メダル争いは混戦だと思う。僕のバタフライの時点でトップに立っていられるようにしたい。

 ▼赤瀬紗也香の話 後半にバテた。不安や緊張が影響したのかも。緊張しやすいので、たくさん国際大会に出られるようになって経験を積みたい。

 ▼大塚美優の話 後半でタイムを落としてしまった。前半で力んで、後半はうまく泳げなかった。(400メートル個人メドレーは)自分を信じてレースをしたい。(共同)

続きを表示

この記事のフォト

2013年8月3日のニュース