佐伯ミラクル連発!2イーグルで通算9アンダー

[ 2013年8月3日 06:00 ]

第2ラウンド、7番でティーショットを放つ佐伯三貴

USLPGAツアー 全英リコー女子オープン第2日

( 英国セントアンドリュース セントアンドリュース・オールドコース=6672ヤード、パー72)
 第1日に69で回り首位に3打差の18位につけていた佐伯三貴(28=日立アプライアンス)が急浮上した。パー4の4番と7番でイーグルを奪うなど、2イーグル、4バーディー、2ボギーの66をマークし、通算9アンダーと大きくスコアを伸ばした。ルーキーの比嘉真美子(19=フリー)も69を出して通算5アンダーとした。

 ゴルフの聖地で、佐伯が驚異的なプレーを見せた。1つスコアを伸ばして迎えた4番パー4。フェアウエーから8Iで放った第2打はピン手前から転がってカップインした。7番パー4でも残り108ヤードからPWでカップに放り込むスーパーショットでイーグル。4番ではキャディーとハイタッチして喜んだ佐伯も、自身初の1ラウンド2イーグルに「まさか2回もイーグルがあるとは思わなかったので本当にびっくり」と目を丸くした。

 午前スタートで風がない好条件にも恵まれメジャー自己ベストの66。01年メジャー昇格後の全英では08年第1日に不動裕理、上田桃子が記録した日本人ベストスコアに並んだ。「きのう(1日)よりセカンドショットとパットが入ってくれた。目の前の一打一打に集中していることがいい」と満面の笑みを浮かべた。

 昨年12月に首のヘルニアを手術。現役続行も危ぶまれたが、今季は既に2勝を挙げ賞金ランク3位につけている。ただ唯一の予選落ちが渡英前のサマンサタバサレディースで「正直調子は良くない」と不安はあった。しかし相性の良いコースで実力を発揮した。今回は4度目の出場。初出場はセントアンドリュースで開催された07年で、当時は東北福祉大在学中で女子大生プロとして参戦。最終日にベストスコア67をマークし7位に入った。「前はドローだったので全然狙い所が違う。フェードだと難しい」と話していたが、6年前の経験を生かし、リンクスを攻略した。

 ラウンド中にリーダーボードの一番上に名前が上がりホールアウト時には単独首位だった。それでも「(トップは)きょうで最後だぞ、と思ってずっと見ていた」と余裕があった。28歳は「(第3日終了時に)いいポジションにいたら上を目指したい」とメジャータイトルに視線を定めた。

 ▼上原彩子 最終日につなげるために伸ばしたいラウンドだった。(決勝ラウンドは)グリーンを感じられるようにプレーしたい(1イーグル、1バーディー、5ボギーの74)

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2013年8月3日のニュース