松山 ウッズに完敗…出遅れ41位「調子がそのまま出た」

[ 2013年8月3日 06:00 ]

第1ラウンド、番ティーグランド上、2オーバーと出遅れた松山英樹と3位対の好位置で終えたタイガー・ウッズ(右)。

世界ゴルフ選手権シリーズブリヂストン招待第1日

(8月1日 オハイオ州アクロン ファイアストーンCC=7400ヤード、パー70)
 怪物・松山英樹(21=東北福祉大)がウッズに圧倒された。3バーディー、3ボギー、1ダブルボギーの2オーバー、72で、首位と8打差の41位と出遅れた。大会最多7勝を誇る世界ランク1位のタイガー・ウッズ(37=米国)は4アンダー、66で3位。70の小平智(23=フリー)は日本人最上位の19位、谷口徹(45=フリー)は75で69位。64を叩き出したウェブ・シンプソン(27=米国)が首位に立った。 

 イーブンパーで迎えた最終9番パー4の第2打。松山はフェアウエーから195ヤードを5Iで左に引っ掛け隣のホールのラフに打ち込んだ。アプローチは寄らず痛恨のダブルボギーで72。同組のウッズに6打差をつけられ口を真一文字にした。

 「途中まで(ウッズに)引っ張られてうまくいったが、最後は自分の調子がそのまま出た」。

 風に惑わされた。13番、残り192ヤードの第2打は5Iでグリーンをキャリーでオーバー。向かい風と読んで長めのクラブを選択して距離を誤った。3番でも2打目が奥のラフ。反省を生かし9番では短いクラブを握ったが、力んで左に引っ掛けた。距離感抜群のウッズに実力と経験の差を見せつけられた。

 プレー中はウッズと年齢を聞き合うなどリラックス。ウッズからは「凄い素質を感じた」と持ち上げられたが、1Wでのショットも20ヤードほど置いていかれた。「凄いプレーを見させてもらった。自分もそこまでいかないと」。松山再び同組となる2日目に目を向けた。

 ◆69位谷口徹 バーディーを取れないと上に行けないので、距離があるのは大変です。(昨年棄権した雪辱狙うも出遅れ)

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2013年8月3日のニュース