協会が異例“かわいがり指令”将来有望・遠藤に期待

[ 2013年8月3日 06:00 ]

秋場所で新入幕が濃厚な遠藤(左)に厳しいぶつかり稽古で英才教育する日馬富士

 大相撲夏巡業が秋田県男鹿市総合体育館でスタートし、秋場所(9月15日初日、両国国技館)で所要3場所での新入幕が濃厚な遠藤(22=追手風部屋)が“英才教育”を受けた。

 貴ノ岩らとの申し合いで5勝4敗に終わると、稽古を見ていた巡業部の親方衆から横綱・日馬富士に「遠藤に胸を出すように」と指示が飛んだ。横綱が自分の意思で若手に稽古をつけることはあるが、協会側から指示が出るのは異例。将来有望な日本人ホープを育てようという期待の表れだ。

 約8分間のぶつかり稽古では、日馬富士が「脇を締めろ」とアドバイス。横綱・白鵬は「腰を落とせ」と厳しい言葉とともに、ひしゃくで水を浴びせた。稽古後、疲労困ぱいの遠藤は「横綱からアドバイスしてもらったし、自分のためにやってくれている」と素直に受け止めた。日馬富士からは「頑張ればいい。これからだから」とエールを送られた。

続きを表示

2013年8月3日のニュース