全柔連が初の常務理事会 後任会長は外部登用を優先 

[ 2013年8月1日 22:40 ]

全柔連の常務理事会後、記者会見する宇野博昌広報委員長(左)と山下泰裕理事=1日午後、東京都文京区の講道館

 全日本柔道連盟(全柔連)は1日、東京都文京区の講道館で、8月中の辞任を表明した上村春樹会長らによる常務理事会を初めて開き、後任会長は外部出身者を優先して選ぶ方針を確認した。外部から選ばれれば初となる。内部昇格を求める意見は出なかった。

 新会長や執行部の人選は、現執行部を除いた4人のチームをつくって進める。「人事に関わるため」との理由で4人は非公表とした。

 問題のあった助成金6055万円については、いったん全柔連が日本スポーツ振興センター(JSC)に全額返還し、その後に関係者の責任の重さを判断して額を確定し、請求することを決めた。組織的責任を指摘された全柔連として一部を負担するかも検討する。

 理事23人がいったん総辞職すべきだとの提案は結論が出なかった。宇野博昌広報委員長は「理事総辞職は真剣に議論しており実現性は高いのかなと思っている。新執行部に、現体制の色はつかないのが前提だ」と述べた。

 全柔連は内閣府から、8月末までに一連の不祥事について責任の所在を明らかにし、措置を講じて報告するよう求められている。

 常務理事会は外部の意見を組織運営に反映させることなどを目的に設置された。上村会長と同時に退く副会長2人、専務理事のほか、山下泰裕理事、女性として初めて就任した北田典子、田辺陽子両理事、外部の藤原庸介理事ら11人で構成される。

 ▼山下泰裕理事の話 常務理事会では、どんな人が会長にふさわしいかの話を長くした。外部の人に理事に入ってもらって、全柔連が大きく変わってほしい。

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