越ヘッドコーチを処分 2年前の酒席で不適切対応

[ 2013年7月29日 20:48 ]

 日本ボブスレー・リュージュ・スケルトン連盟は29日、スケルトンの越和宏ヘッドコーチ(48)が約2年前の酒席で指導者として適切な対応を取らなかったとして、ことし5月に戒告処分にしたと発表した。

 関係者によると、酒席ではじゃんけんでゲームをして、男子選手が女子選手の胸に触るなどの行為があった。越氏は体に触ったりはしていないが、止めることもなかった。酒席は2011年9月の大会後に長野市で開かれ、約20人の参加者で連盟関係者は越氏だけだったという。

 連盟はことし4月に関係者の指摘で事実関係の調査に乗り出し、越氏や女子選手らから聞き取りをした。荒井久也専務理事は「(越氏は)指導者の立場で止めるべきだった」と話した。

 越氏はスケルトンでの日本の先駆者で、45歳で出場した10年バンクーバー冬季五輪では「中年の星」と呼ばれるなど、五輪に3大会連続で出場した。

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2013年7月29日のニュース