吉田 「大好き」な先輩・表に5差!2位キープ

[ 2013年7月21日 06:00 ]

<サマンサタバサ・レディース第2日>18番、談笑する表(左)と吉田

サマンサタバサ・レディース第2日

(7月20日 茨城県稲敷郡阿見町イーグルポイントゴルフクラブ=6474ヤード、パー72)
 予選カットラインが2アンダーの142と98年のツアー制度施行後最少タイとなったスコアの伸ばし合いの中、首位に3打差の2位から出た吉田弓美子(26=イーグルポイントGC)が1イーグル、3バーディーの67で回り、通算11アンダーで2位に踏みとどまった。初日首位の表純子(39=中部衛生検査センター)が65とスコアを伸ばし、通算16アンダーで2位との差を5打に広げた。

 「大好きなんです」と敬愛する表に、吉田が存在感を示した。2つ伸ばして迎えた11番パー5。残り226ヤードの第2打を3Wでピンまで12メートルに乗せると、ロングパットをねじ込んでイーグルを奪った。最終18番でも1・5メートルにつけてバーディー。表には5打差に広げられたが、ボギーなしのラウンドで食らいついた。

 プロテスト合格(09年)前の07年から予選会を突破してツアーに参戦。慣れない舞台で戸惑う吉田の緊張をほぐしてくれたのが13歳上の表だった。「新人の私に表さんの方から話しかけてくれた。プレーが早いと褒めてくれた」と当時のことは今でも鮮明に覚えている。この日は最終組で回ったが、独走態勢に入った先輩のプレーを見て「圧巻のゴルフ。私も負けじとガンガン行ければ」と刺激を受けた。

 5打差逆転優勝に向けての課題はショットだ。「今日のショットは100点満点で50点。得意クラブでチャンスにつけられなかった」と厳しく自己採点。だが、ショットが改善できればビッグスコアを出せるという自信もある。「自分の持ち味はアイアンショットでピンに近づけること。目指せ20アンダーで頑張りたい」と意気込んだ。今大会は所属するイーグルポイントGCでの開催だけに「優勝して従業員みんなと記念撮影ができれば」と力が入る。ホームの声援を受け憧れの先輩を追いかける。

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2013年7月21日のニュース