テコンドー問題でJOC 残り16選手の停止解除要請

[ 2013年7月17日 19:44 ]

 日本オリンピック委員会(JOC)は17日、全日本テコンドー協会に対し、日本スポーツ仲裁機構の裁定で大会出場停止を解かれた1選手だけでなく、申し立てをしなかった残りの16選手も全日本ジュニア選手権(28日・長野県松本市)への出場を認めるよう文書で要請した。

 同選手権はJOCジュニアオリンピックカップを兼ねており、記者会見した青木剛専務理事は「将来の五輪で活躍が期待される選手を発掘、育成する大会。誰にでも公平に開かれた参加の機会が奪われることがないよう善処してほしい」と述べた。要請に応じない場合、大会の冠や約20万円の大会補助を取り消すことも検討する。

 全日本協会の金原昇会長は「今後対応を検討するが、大会の組み合わせのやり直しなどが必要で、時間的、物理的にも困難」と主張した。

 全日本協会は対立関係にある熊本県協会の所属選手を無期限出場停止とし、これを不服とした選手1人が提訴した。

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2013年7月17日のニュース