魁聖 “思い出の日”に勢い加速「2桁勝ちたい」

[ 2013年7月17日 06:00 ]

嘉風(右)を寄り切りで破った魁聖

大相撲名古屋場所10日目

(7月16日 愛知県体育館)
 平幕でただ一人、優勝争いに加わっている魁聖の勢いは本物だ。立ち合いから右をねじ込んで、左で抱えると182キロの体を生かして嘉風を寄り切り。「きょうは狙い通り。回り込んで逃げられないように左で抱えていったのも良かった」と笑みをこぼした。

 ブラジル出身で7月16日は、7年前に初めて日本の地を踏んだ思い出の日でもある。成田空港に降り立ったときの印象は「暑かった」だったが、湿度の高い日本の夏は大好きで昨年の名古屋場所も11勝。師匠の友綱親方(元関脇・魁輝)も「体調もいいし、相手を正面に置いて相撲を取っている」と評価した。11日目は好調・千代大龍が相手。「これから上位と当たるから楽しみ。勝ち越しているから2桁は勝ちたい」と目を輝かせた。

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2013年7月17日のニュース