具玉姫さん 心臓発作で急死…韓国女子選手のパイオニア

[ 2013年7月12日 06:00 ]

静岡県内で亡くなった具玉姫さん

 女子ゴルフの日本ツアーで通算23勝を挙げた韓国の具玉姫さんが、10日午後4時ごろ、静岡県内で心臓発作で死去した。11日、韓国の聯合ニュースが伝えた。56歳だった。

 韓国女子プロゴルフ協会(KLPGA)の発表を韓国メディアが報じた情報によると、具玉姫さんは静岡県内のゴルフ場に併設するホテルで体調不良を訴え、亡くなったという。

 具玉姫さんは1956年8月1日に韓国・ソウルで生まれた。18歳の時にゴルフを始め、78年5月に韓国で初めて実施された女子プロゴルフ試験に合格。韓国初の女性プロゴルファーとなった。韓国ツアーでは敵なしを誇り、通算で20勝。84年から日本ツアーに参戦し、85年の紀文レディースクラシックで初優勝。97年と99年には賞金ランク2位に入り、92年と02年の日本女子プロでの2勝を含む通算23勝を挙げた。99年に平均ストローク1位となるなど正確なショットに定評があった。昨年の大王製紙エリエールレディースが日本ツアー最後の出場となった。88年には米女子ツアーのスタンダード・レジスタークラシックで韓国人初の同ツアー優勝(通算1勝)も果たしている。

 94年からはKLPGA副会長を歴任し、11年から昨年まで同会長も務めていた。近年の米ツアーでの活躍が著しい韓国女子選手のパイオニア的存在だった。

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