熊本のテコンドー選手 無期限出場停止の取り消し求める

[ 2013年7月8日 19:17 ]

 熊本県テコンドー協会の樋口悦夫会長は8日、同県協会所属選手の大会出場を無期限停止とした全日本協会の決定を不当とし、選手の1人が日本スポーツ仲裁機構に取り消しを求めて申し立てたことを明らかにした。

 申立書などによると全日本協会は、韓国の国技院に直接昇段申請を行ったのは規約違反として4月に樋口会長を除名。6月の総会で、解散命令に応じなかった同県協会が正常に機能していないという理由で選手の資格を停止した。そのため7月下旬からの全日本ジュニア選手権にエントリーした熊本県内の17選手が出場できない事態となった。

 樋口会長は「無関係の若く前途ある選手を巻き込むやり方は許されない」と訴えた。全日本協会の金原昇会長は「選手の権利が第一だが、熊本県協会に何度指導しても正常に戻らなかった。苦渋の決断だ」と争う姿勢を示した。

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2013年7月8日のニュース